浜田省吾 『二人の夏』考察
誰にも邪魔されない、二人だけの時間
あるのは蒼く沈んだ時と波風
「二十歳の夢の断片」
断片と書いてカケラ
と詩の中では表現されている
写真に残しているわけじゃない過ぎた出来事
何をしていたかなんてカケラでしかでてこない
きっと大事なことも見過ごしてきたんだろう
著者は浮かび上がる光景を感じている
最近思う 少しでも自分が何を残したか
書きおきたいと
詩の中の女性は「うつむいて肩をふるわせた」
「月は君の瞳の中で小舟のように揺れてた」
決して、二人の関係は順調ではなく見えるし
「二人肩寄せ歩く」良いときもあった
その人のもつ思い出は、端から見たとき
悪いものに見えても、その人の歩んできた道を
否定することはできない
今を幸せにいけたらそれもいい
「いつの日にか この浜辺 想い出す日が来る」
時は短く止まらない
だからこそ私は、今目の前に映ることを
大切に 書き記していきたい